テクノロジー資源の識別
数えるのは道具ではなく権限と環境と時間
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、テクノロジーに係る資源として何を数え上げるのかを扱います。
高機能な分析ツールという「物」が浮かびませんか。ところが数える対象は、手続を動かすために要る条件のほうなんですね。
テクノロジーに係る資源は、高機能なツールをそろえれば足りるものではなく、ソフトウェアに加えて、データへ触れる読取専用の権限、データを取り出す抽出の環境、それを分析する担当の時間まで数え上げ、この確保を計画の段階で済ませます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、テクノロジー資源の識別は道具の品定めではなく、手続を動かす条件を洗い出す作業ということですね。
読取専用の権限・抽出の環境・分析する担当の時間の三つを、計画の段階で押さえておきましょう。
この記事で分かること
- テクノロジーに係る資源として数え上げる三つの中身は何か
- その確保を、なぜ実査の開始後ではなく計画の段階で済ませるのか
- この論点と相性のよい出題型三つと、その切り分け方
テクノロジーに係る資源として何を数えるか(P2-A-07-c)
よくある誤解
テクノロジーに係る資源というのは、つまり、調べるために要るIT面の備えのことですね。この話は、道具の名前が具体的です。
そのぶん、いちばん物へ引き寄せられやすいところなんです。ここでも、単独で置かれたら誤りになる記述を先に並べます。
- 高機能な分析ツールを購入することが、テクノロジー資源の確保だという理解
- 遠隔での監査で浮いた旅費を、そのままツールの予算へ回すという段取り
- 担当者にツールの操作を習得させれば、資源としては足りているという判断
- 管理者ログの読取専用の権限や抽出の環境は、実査が始まってから調整すればよいという段取り
前の三つは、買う物と育てる人へ目が向いています。四つめは、やること自体は合っているんですね。
ところが、時期だけを後ろへずらしています。四つに共通しているのは、順序が抜けている点なんです。
対象のデータに触れられなければ、手続は一歩も動きません。
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