人的資源の決め方
頭数ではなく、テーマ固有の専門知識から
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、ひとつの監査業務に誰を充てるのかという人選の判断を扱います。
頭数の話に見えますよね。ところが問われているのは、どんな知識を持つ人を、どの水準で充てるかという中身のほうなんです。
人選の第一の要件は、その業務が扱うテーマに正対する固有の専門知識であり、一般的な経験年数や汎用の技能は、捨てるのではなく補助の条件として後ろに置きます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、人選はその業務のテーマが要求する固有の専門知識から決めるということですね。
経験年数や分析ツールの操作、現地語の会話といった汎用の技能は、切り捨てるのではなく順位の後ろへ置く、と覚えておいてください。
この記事で分かること
- 人選の第一の要件を何に据え、経験年数や汎用の技能をどこへ置くのか
- 個々の業務の資源を割り当てるのは誰で、チーム編成を最終的に承認するのは誰か
- この論点と相性のよい出題型三つと、その切り分け方
誰をその業務に充てるか(P2-A-07-b)
よくある誤解
人的資源というのは、つまり、その業務に充てる人のことですね。そう聞くと、頭数の話に見えますよね。
ところが、この学習目標が問うているのは中身のほうなんです。どんな知識を持つ人を、どの水準で充てるか、という中身です。
人選の場面でも、単独で置かれたら誤りになる記述を先に並べておきますね。
- 監査経験が十五年ある人を入れておけば、どんな業務でも回るという見方
- 分析ツールを使いこなせる人がいれば、人選としては足りているという見方
- 現地の言葉が話せる人を充てれば、その業務の要件は満たされるという見方
- 逆に、経験年数や汎用の技能は業務の質に関係がない、という切り捨て
前の三つは、いかにも頼もしい条件ですよね。四つめは、その頼もしさを丸ごと否定しています。
向きは正反対に見えますが、四つとも同じ物差しの欠け方をしているんです。役に立つ度合いが多いか少ないかだけで、候補を並べているんですね。
その業務の目標の達成に直結するかどうかを見ていません。つまり、どれが主でどれが従かという見分けを、一度も通していないんです。
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