権限レベル

内部の脅威は、壁でなく権限で絞る

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、権限レベルの設計を扱います。

すでに正当な権限を持って組織の中にいる人による不正を、何で予防するのか。外向きの守りとの違いを、私と一緒に切り分けていきましょう。

内部者による不正を予防するのは、外へ立てる壁でも入り口の管理でもなく、一人ひとりへ配る権限の範囲を、職務に必要な分まで絞る設計です。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、内部の脅威は、壁でなく権限で絞るということなんですね。

この記事で分かること

権限は、職務に必要な分だけ配る(P1-D-04-c)

よくある誤解

社内の人間による不正、たとえば内部から起きるサイバー犯罪を考えてみましょう。

サイバー犯罪とは、つまり、コンピュータやネットワークを悪用する犯罪のことですね。内部から起きる不正を予防する「基本となるコントロール」は何でしょうか。

ひとつだけ示されたら外れる記述を、先に並べておきますね。

どれも、社内で見かける対策ではありますよね。はじめの二つは、それ自体としては正しいコントロールなんです。

ただ、守っている相手が違います。三つ目のSNSの一律禁止は、そもそも根本の対策になっていません。

しかも、日々の業務に照らして過剰です。良さそうに見えるのに核心を外している、という作りが、この論点の難しさなんですね。

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