職務分掌

承認・実行・記録の兼務が機会をつくる

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、職務分掌を扱います。

承認する役割と、実行する役割と、記録する役割。これを一人がまとめて担えていると、不正の「機会」がどう生まれてしまうのか。

私と一緒に、根っこから見ていきましょう。

「最も根本的な不備」を問われたら、後から追跡する力・見つける速さ・意識づけの話ではなく、その行為を一人で完結させてしまった役割の束ね方を探します。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、根本原因は周辺の弱さではなく、承認・実行・記録の兼務ということなんですね。

この記事で分かること

一人で完結できる仕事が、不正の機会をつくる(P1-D-04-b)

よくある誤解

架空の取引、つまり実際には無い取引が、長いあいだ作られ続けていた場面を思い浮かべてください。ここで「最も根本的な統制上の不備」を問われたとします。

統制上の不備とは、ひとことで言えば、防ぐ仕組みの弱いところのこと。ひとつだけ示されたときには答えとして弱くなる記述を、先に並べておきますね。

三つとも、確かに弱点ではありますよね。ところが、どれも不正が起きる前の設計には触れていません。

ログの保存期間は、起きた後に追いかける力の話。研修は、意識の話です。

モニタリング、つまり、ふだんから見張り続けることの頻度は、見つかるまでの速さの話なんですね。「最も根本的」と問われた瞬間に、この三つは一段下がります。

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