適切なコントロールの提案
統制はリスクに紐づけて選ぶ
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、CIA試験の学習目標をひとつ取り上げて、読み物として整理します。
今回のテーマは、リスクを下げる統制の選び方です。統制とは、そのために打つ手のこと。
どのリスクに正対しているのかを軸に、私と一緒に順に見ていきましょう。
統制は、受容できないと判断したリスクに紐づけて選ぶものであり、評判や他社の実績で足していくものではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、流行りで足すのではなく、受容できないリスクに紐づけて選ぶ、ということなんですね。
扱うのは、内部統制の概念とコントロールの種類のうち、適切なコントロールの提案です(学習目標P1-C-07-c)。
この記事で分かること
- リスクを識別・評価してから、受け入れられないリスクに紐づけて統制を選ぶ、という順序の押さえ方
- キー・コントロールとセカンダリー・コントロールの違いと、統制の過不足を見るバランスの考え方
- 出題型は3つ。最善解型、事例適用型、主体の書き分け型に切って整理します
リスクに正対する統制を選んで提案する(P1-C-07-c)
よくある誤解
次に挙げるのは、リスクを下げる統制の選び方を問われた場面のものです。ひとつの文として単独で示されたら誤りになります。
- 統制活動は、識別したすべてのリスクを完全に排除するために設計される
- リスク評価が完了するまで、統制活動は一切実施すべきでない
- 統制活動は、リスク評価とは独立に、業界のベストプラクティスに基づいて導入すべきである
- 統制は多いほど安全であるため、導入できるものはすべて入れておくべきである
1つ目は、統制をリスクの完全な排除の道具と見る誤りです。2つ目は、順序をかたく読みすぎる誤りですね。
3つ目と4つ目は、自分の組織のリスクを見ずに、横並びで足していく誤りなんです。
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