内部統制の目的
内部統制は全員で回すプロセス
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、CIA試験の学習目標をひとつ取り上げて、読み物として整理します。
今回のテーマは、内部統制そのものの定義です。内部統制とは、ひとことで言えば、組織が目的にたどり着くために全員で回す仕組みのこと。
誰が担い、何のためにあるのかを、私と一緒に順に見ていきましょう。
内部統制は、全員が担う継続的なプロセスであり、業務・報告・コンプライアンスの達成に対して合理的な保証までを与えるものです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、内部統制は全員が回すプロセスで、与えるのは合理的保証だけ、ということなんですね。
扱うのは、内部統制の概念とコントロールの種類のうち、内部統制の目的です(学習目標P1-C-07-a)。
この記事で分かること
- 内部統制の定義を、主体・形式・目的・保証の水準の4点に分解する押さえ方
- 目的の範囲・担い手・保証の水準という、定義から外れる3つの形の見分け方
- 出題型は3つ。定義・目的型、主体の限定型、絶対語・保証語型に切って整理します
内部統制は、誰が担い、何のためにあるのか(P1-C-07-a)
よくある誤解
次に挙げるのは、内部統制の目的を問われた場面で、ひとつの文として単独で示されたら誤りになるものです。まずは、ざっと目を通してみてください。
- 内部統制とは、財務報告の信頼性を確保するために定められた方針である
- 内部統制とは、会計部門が外部監査人のために整備しておく管理活動である
- 内部統制とは、取締役会が組織の目的達成を保証するための手続きである
- 内部統制とは、不正の発生を完全に封じるための仕組みである
前の2つは、目的の範囲をせまくして、担い手も絞りこんでいますね。後の2つは、保証の強さを引き上げています。
保証とは、ここでは「大丈夫だと言い切れる度合い」のこと。どれも、定義の一部だけを取り出して、定義の全体にすり替えているんです。
誤りの形は同じなんですね。
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