組織の文化と統制環境を定義する

土台は仕組みではなく、上に立つ人の姿勢

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部統制の土台にあたる統制環境を扱いますね。

何がその土台を支えているのか。そして組織の文化が土台をどうかたちづくるのか。

私と一緒に追いかけていきましょう。

統制環境という土台をいちばん深いところで支えているのは、細かく文書にした手続でも、堅牢なシステムでも、優秀な監査体制でもなく、経営陣が誠実であること、そして倫理を大切にする価値観です。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、土台は仕組みではなく、上に立つ人の姿勢だということですね。

手順書とシステムは、土台の上で実際に働く手立てである統制活動の側。内部監査部門は、仕組みが働いているかを確かめる監視活動の側です。

どれも大事なものですが、いずれも土台の上に乗る側なんです。

この記事で分かること

組織の文化と統制環境を定義する(P1-C-02-a)

よくある誤解

まず、内部統制の話から入りますね。内部統制とは、つまり、組織が正しく動くために自分たちで置いている仕組み全体のこと。

その内部統制を支える土台にあたるのが、統制環境なんです。では、統制環境の土台はこれだ、と一つだけ示されたら誤りになります。

そういう記述を先に並べておきますね。

どれも、統制がきちんと働くために欠かせないものですよね。ところが、いま挙げた三つが統制環境の土台そのものかというと、置かれる位置が違います。

手順書とシステムは、土台の上に乗る個別の統制活動の側です。統制活動とは、つまり、土台の上で実際に働く一つひとつの手立てのこと。

内部監査部門は、統制の仕組みが機能しているかを独立の立場から確かめる側です。こちらは、監視活動と呼ばれます。

たとえば文化祭の準備で言えば、当日の手順表やチェック表が部品にあたりますよね。手順表を守ろうとする空気のほうが、土台にあたります。

大事な部品であることと、部品が土台であることは、別の話なんです。

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