個々の内部監査業務のリスクとコントロールを定義する
理解する目的は、重大リスクを計画に映すこと
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、個々の内部監査業務の計画段階で対象の業務を理解する、その狙いがどこにあるのかを見ていきますね。
当たり前すぎて、いざ問われると急に答えにくくなるところですから、私と一緒に順に整理していきましょう。
計画の段階で相手の業務をつかむ狙いは、そこに潜むリスクを測り、先に確かめるべき重いものへ順位を付けて、監査の目標と範囲へ落とし込むところにあります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、理解は準備運動であって到達点ではなく、出口はリスク評価に置かれているということですね。
理解から優先順位、そして監査の目標と範囲まで、一本の線でつながっているんです。
この記事で分かること
- 個々の内部監査業務で「対象業務を理解する」ことが、そもそも何のためなのか
- 連絡と関係づくり・証拠収集・改善の協議が、それぞれどの段階に属するのか
- 定義・目的型、手続・順序型、範囲の広狭型という三つの出題型と、その切り方
個々の内部監査業務のリスクとコントロールを定義する(P1-C-02-b)
よくある誤解
個々の内部監査業務は、計画の段階で対象の業務を理解するところから始まるんです。では、その理解は何のためでしょうか。
理解の目的として、それ一つだけを示されたら誤りになる記述を並べておきますね。
- これから監査に入ることを正式に伝えて、相手の部門と関係をつくること
- 見つけた不備をひとまず評価して、直し方を相手と話し合うこと
- 結論のよりどころとなる証拠を集めて、調書を仕上げること
どれも、実際の監査で行われることのある作業ですよね。ところが、いま並べた三つは、それぞれ別の段階に属しています。
一つ目は、監査に入る前の段取り。二つ目は、報告に向かう場面の作業。
三つ目は、計画のあとに来る実施の作業です。理解という言葉の下に、他の段階の目的が紛れ込んでいる。
そういう作りなんです。
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