実施や監督を外部にアウトソースする状況
二重の不足は、外の専門家に頼む
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、監査に必要な専門知識も客観性も足りない、という小さな組織の場面を扱いますね。
足りないものが2つあるのに、つい片方だけを埋める案に手が伸びてしまうところなんです。そこを一緒にほどいていきましょう。
2つの不足を同時に埋められるかどうかが判断の軸で、それを同時に満たせる最も効果的な手立てが、監査業務の計画・監督・レビューを支援する外部の専門家との契約です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、足りないものを2つ数えてから、その両方に届く手立てを選ぶということですね。
そして、外へ出せるのは専門知識と監督の作業だけですよ。最終責任はCAE(内部監査部門長)と組織に残ったままなんです。
この記事で分かること
- 専門知識と客観性が同時に足りない状況で、外部の専門家に何を頼み、何を手放せないのか
- 外部のサービス・プロバイダを評価するとき、能力の側で見る観点と独立性・客観性の側で見る観点がどう分かれるのか
- この論点で繰り返し使われる3つの出題型と、その切り方
内部で埋まらない専門性と客観性は、外の専門家に頼む(P1-B-03-b)
よくある誤解
まず、対応策として単独で出されたら誤りになる書き方から並べますね。
- 能力の足りない内部要員に実施させ、結果を厳しくレビューすればよい、という対応
- 監査の頻度を落として、リスクの高いものだけに絞る、という調整
- 担当者にCIAの受験を勧め、育つのを待つ、という育成案
- すべての監査をチェックリストの形に標準化する、という仕組み化
- 外部に委託したのだから、その監査の責任も外部へ移る、という理解
上の4つは、専門性と客観性のどちらか片方にしか触れていません。あるいは、そもそも今期の監査を成立させないんです。
最後の1つは、対応策ではありませんね。委託したあとの理解の誤りですが、同じくらいよく狙われますよ。
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