要求事項の構成要素
強さを決めるのは内容ではなく、書かれた語
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、「グローバル内部監査基準」で「要求事項」と呼べるのはどの構成要素なのかを整理していきます。
要求事項なのか、実施に当たって考慮すべき事項なのか、それとも例示なのか。ここが分かれ目になるんですね。
要求事項かどうかは、内容の重みや量ではなく、そこに書かれた語(must/should/may)で決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、守る強さは内容の重みではなく、書かれた語で決まる、ということですね。
mustなら要求事項、should・mayなら実施に当たって考慮すべき事項です。
扱うのは、内部監査基本規程の要件を認識することです(学習目標P1-A-03)。
この記事で分かること
- 「グローバル内部監査基準」(GIAS: Global Internal Audit Standards)で「要求事項」と呼べるのは、どの構成要素なのか
- 要求事項と、実施に当たって考慮すべき事項と、適合していることの証拠の例。この三つをどこで見分けるのか
- 三つの出題型(構成要素の識別型/義務レベルのすり替え型/絶対語型)の切り方
「要求事項」と呼べるのは、どの構成要素か(P1-A-03-a)
よくある誤解
まず、基準(「グローバル内部監査基準」のことですね)の構成要素をめぐって、まちがった記述を先に並べておきますね。
どれも、それだけで示されたら誤りになるものです。どこが言い過ぎなのか、見当はつくでしょうか。
- 「実施に当たって考慮すべき事項」も、要求事項と同じ強さで必ず守らなければならないもの
- 「適合していることの証拠の例」に並ぶ方法は、そのとおりに実施すべき必須の手続
- 要求事項(must)でも、専門的な判断で必要ないと考えれば省略してよいもの
- 基準に書かれていることは、すべて同じ強さの絶対ルール
どれも基準の本文に実際に出てくる言葉を使っています。だから、それらしく見えますよね。
ところが、この四つはどれも「守る強さ」の読み違いなんです。必ず守る要求事項なのか。
望ましい実務としての助言なのか。それとも例示なのか。
この三つを見分けないまま、同じ扱いにするとどうなるでしょうか。本当に守らなければならない事項が、後回しになってしまいます。
たとえば、部活の決まりを思い浮かべてみてください。必ず守る規則と、できればこうしたい心がけが、同じ紙に並んでいますよね。
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