権限・役割・責任を決めるときの取締役会と最高経営者

意見は経営者から、承認は取締役会から

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査部門の権限・役割・責任を決める場面を扱います。

取締役会と最高経営者がそれぞれ何を担うのかを見ていきます。決める側と、意見を出して後押しする側。

この分担を、皆さんと一緒に整理していきましょう。

基本規程・計画・予算・資源計画の承認は取締役会、実務面での資源確保と組織への周知は最高経営者の支援、資源の管理はCAE。この配分を越えた記述は誤り。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、決める権限を持つのは取締役会です。

最高経営者の持ち場は、意見の提供と組織内での後押しなんですね。「何もしない」と覚えてしまうと、片側の誤りに落ちます。

膨らませる方向と縮める方向、両側に物差しを当ててみてください。

この記事で分かること

権限・役割・責任を決めるときの取締役会と最高経営者(P1-A-02-c)

よくある誤解

次の五つは、いずれも単独で示されたら誤りになる記述です。まずは誤りの見本として読んでみてくださいね。

一つ目と二つ目は、経営者の役割を承認者・指揮者にまで膨らませたもの。ところが三つ目は逆に、経営者の役割をゼロまで縮めたものです。

四つ目と五つ目は、取締役会の責任を承認の一点だけに切り詰めたものです。膨らませる方向と縮める方向、両側から崩されるんですね。

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