基本規程を確立・更新する際のCAEの役割

書くのはCAE、決めるのは取締役会

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査基本規程を確立し、更新する場面を扱います。

内部監査部門長(CAE)がどこまでを担うのかを見ていきます。書く人と、正式に決める場が別だという分かれ目を、皆さんと一緒に確かめていきましょう。

CAEに必須の動詞は「作成する・維持する・協議する・(理解と期待の反映を)確認する」まで(最終案の提示は通常行う実務)。「承認する」という動詞が現れた瞬間、その文の主語は取締役会に変わります。

この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、CAEの持ち場は、書いて、保ち続けるところまでです。

そのうえで、取締役会と最高経営者の両者と突き合わせます。その先にある承認は、取締役会の行為です。

動詞ひとつで主語が変わるところ、ここが分かれ目なんですよ。

この記事で分かること

基本規程を確立・更新する際のCAEの役割(P1-A-02-b)

よくある誤解

ここでは、単独で示されたら誤りになる記述から並べますね。

一つ目と二つ目は、承認の主体をずらしています。三つ目と四つ目は、逆にCAEの役割を小さく見積もっています。

五つ目は、署名欄の必須と任意を取り違えたものです。つまり、この論点では、誤りが両側から用意されるんですね。

承認の主体をずらす誤りと、CAEの役割を過大・過小に見誤る誤り。この二つの方向から来ると考えておいてください。

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