評価者が見る証拠
持っているではなく、使って生まれた成果
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、品質の外部評価で評価者へ何を証拠として示すのか、その選び方にしぼって整理します。
契約書や研修の記録では足りないのは、なぜなのでしょうか。外部評価でレビューされる範囲の広さまで、一緒に確かめていきましょう。
証拠として選ぶべきは、持っている・習った・いくら使ったを示す材料ではなく、実際に使った結果として何が生まれたかを示す材料です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、証拠の軸は保有・準備・投入ではなく、使って生まれた成果のほうにある、ということなんですね。
この記事で分かること
- 評価者へ示す証拠の選び方と、保有・準備・投入と成果を見分ける仕分けの仕方
- 品質の外部評価でレビューされる事項の広さと、それが証拠の選び方と裏表であること
- 最善解型・証拠の性質のすり替え型・範囲の広狭型という3つの出題型と、その切り方
評価者は何を証拠として見るのか(P3-C-04-c)
よくある誤解
テクノロジーを有効に活用している証拠として、提出されがちな材料を並べておきます。単独で提示されたら、活用の証拠としては誤りになるものばかりです。
どれも、手元にあれば出したくなる材料ですよね。
- 最新の監査ツールを導入したときのライセンスの契約書
- 内部監査人がデータ分析の研修を受けたときの参加記録
- 年間の予算のうち、IT関連の費用が占める割合
3つとも、意味はあります。一つずつ見てみましょう。
契約書は、道具を持っていることを示します。研修の記録が示すのは、使うための能力を準備したことです。
費用の割合は、いくら投じたかを示します。ところが、どれも「有効に活用している」ことの証拠にはならないんです。
示しているのが、活用を始める前の段階だからですね。
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