上申が必要な状況を見分ける
対応策が固まる前に、直ちに伝える
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、上申が必要な状況をどう見分けるかを扱いますね。
重要なリスクの兆候をつかんだ直後に直ちに伝える場面と、上申の合図。この二つが別のものだ、というところが読みどころなんですよ。
兆候をつかんだ直後の伝達で見るのは、対応策が固まったかどうかではなく、その情報が直ちに注意を要するものかどうかです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、伝えるのが先で、固めるのが後。
検討や修正や承認を伝達の前に置いていないか、順序を見るということなんですね。
この記事で分かること
- 上申の合図と、直ちに伝える場面との切り分け、そして上申が踏んでいく段階
- 監査業務の中で重大な事実をつかんだときの報告経路と、リスクそのものを解決する責任の置き場所
- 想定される出題3型(時点ずらし型/経路・責任主体型/段階飛ばし型)と、場面を先に確定してから記述を読む手順
上申が必要な状況を見分ける(P2-C-02-b)
よくある誤解
監査を進めている途中のことです。計画の時点では見込んでいなかった、重大なリスクの兆候に行き当たったとします。
その直後に取る行動として単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
- 監査チーム内での議論と、原因・対応策を固めてからの報告
- 兆候の段階では触れず、監査報告書にまとめる段階での言及
- 監査プログラムの修正と、その承認を得てからの報告
- 客観性を保つためとして、最終報告まで誰にも伝えないこと
四つとも、慎重さや手続を守ることを大事にしているように見えますよね。
ところが、重要なリスクの兆候をつかんだ直後の行動として単独で出ると、いずれも遅すぎるんです。
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