結論の作成で考慮すべき事項

書くのは問題の有無ではなく有効性

オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、個々の内部監査業務の結論に何を書くのかを扱います。

重大な発見事項が出ないまま終わった監査で、報告書の結論欄には何を書くでしょうか。

何も見つからなかったのだから書きようがない、と手が止まりそうな場面ですが、実はそこが分かれ目なんですね。

結論で答えるべき問いは、問題が出たかどうかではなく、ガバナンス、リスク・マネジメント、コントロールのうち対象となるプロセスが有効に機能しているかどうかです。

この一文が、今回の暗記対象なんです。

ひとことで言えば、結論とは、見つかった問題の在庫報告ではなく、監査した活動が働いているかどうかについての判定だ、ということなんですね。

ここでいうプロセスは、ガバナンス、リスク・マネジメント、コントロールを指します。

ガバナンスは組織のかじ取りのしくみ、リスク・マネジメントは、これから起こりうる出来事を見つけて評価し、管理するしくみ、コントロールは仕事が正しく回るための歯止めですね。

対象となる活動によっては、そのうちのいずれかになります。答えるべき問いがどれなのかを、先に手元に置いておきましょう。

この記事で分かること

結論に書くのは、有効に機能しているかどうかの判断(P2-B-08-b)

よくある誤解

結論の欄に、その一文だけで置かれたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。

どれも、報告書の下書きには現れそうな言葉です。ところが、どれも同じところでつまずいているんですね。

有効に機能しているかどうかという問いに、過不足なく答えられていないんです。

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