短期に払えるかを、どの比率で測るか
儲けの比率ではなく流動比率で測る
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、企業が短期に払えるかどうかを、どの比率で測るのかを見ていきますね。
利益が出ているのだから来月の支払いも大丈夫だろう、とつい読み替えたくなりませんか。ここが分かれ目なんです。
私と一緒に、順を追って確かめていきましょう。
短期に払えるかを問われたら、儲けの大きさではなく、一年以内に現金になるものと、一年以内に払うものの比を見ます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、短期に払えるかは、流動資産と流動負債の比、つまり流動比率で測るということなんですね。
この記事で分かること
- 短期の支払い能力を測る比率と、収益性や長期の安定性を測る比率の測り分け
- 同じ比率でも、比べる相手を変えるという使い方の幅
- 測る対象のすり替え・もっともらしい根拠づけ・差の続き方(同じ向きの差がずっと続く出方)を問う三つの出題型と、その切り方
短期に払えるかを、どの比率で測るか(P2-B-05-a)
よくある誤解
まず、企業が短期に支払えるかどうかの根拠を考えてみましょう。その根拠として、それだけを単独で示されたら誤りになる記述があります。
先に並べておきますね。ここでいう「単独で示されたら」とは、ほかの条件が何も添えられていない状態のことです。
つまり、その一点だけを根拠に置いた場合、という意味なんですね。
- 総資産利益率が業界平均を上回っていること
- 売上高営業利益率が高い水準にあること
- 自己資本比率が高く、資本の構成が厚いこと
並べた三つは、どれも会社の状態をきちんと語っている数字ですよね。
ところが、短期に払えるかという問いへの答えとして、それだけが単独で出てくるとどうでしょうか。測っている対象が、問いからずれてしまうんですね。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔