情報を入手するための文書を決める
広く見渡すなら同じ質問票
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、内部監査人が情報を入手するために、どの文書を選ぶのかを見ていきますね。
多数の拠点の整備状況を短い時間で見渡したい。そんなときに手に取る文書と、そこで分かることの範囲を、順番に確かめていきましょう。
短い時間で多数の対象を見渡したいなら、選ぶ文書は、全員に同じことを尋ねる質問票です。ただし、そこで手に入るのは当たりを付けるための全体像までで、確かめ終えた結論ではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、多数の対象を短い時間で見渡すために選ぶ文書は、全員に同じことを尋ねる標準化した質問票で、得られるのは当たりを付けるための全体像まで、ということなんですね。
内部監査と内部監査人という言葉の意味は、情報を入手する方法を決める回(P2-B-01-a)で説明していますよ。
この記事で分かること
- 多数の拠点を短い時間で見渡したいときに選ぶ文書と、そこで分かることの限界
- 内部統制質問書や自己評価調査と、CSAが持つ三つの形が、どこに位置づくのか
- 使う文書が問われる3つの出題型と、対象の数と使える時間から答えを絞る手順
情報を入手するための文書を決める(P2-B-01-b)
よくある誤解
ここでは、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べますね。場面はこうです。
多くの拠点に共通する統制が、どこまで整えられているか。それを短い時間で見渡したいときですね。
- 拠点を一つずつ訪ねての、個別の聞き取り
- 集まった回答を、そのまま検証済みの結論として扱うこと
- 業務部門へ配る質問票の土台に、システムのソースコードを選ぶこと
最初の記述は拠点を一つずつ確かめに行くやり方、2番目の記述は確かめずにそのまま信じるやり方で、正反対ですよね。ところが、三つに共通する点があるんです。
道具の選び方と、その道具で分かることの範囲。そのどちらかを読み違えている、という点なんですね。
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