自分の仕事を、自分で評価していないか
脅威は行為の名前ではなく原因で見分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、去年まで自分が責任者として設計し動かしていた業務を扱います。
それを今年は自分が監査することになった、という場面ですね。ここで問われるのは、手続の丁寧さではありません。
判断がどこで曲がるのか、という話なんですね。
脅威の名前は、起きている行為ではなく、判断を曲げている原因のほうで決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、原因が違えば名前も対応も変わる、ということですね。
自分が関与し、自分が作り上げたものを自分が評価するなら、自己レビューです。人間関係の親しさで批判的な視点が鈍るなら、親近性ですね。
行為の見た目から名前を決めていないか、確かめてみてください。
この記事で分かること
- 自己評価のバイアスと、人間関係の親しさから来る偏りの、それぞれの原因
- 「12か月」という数字が、どの場面のどの判定に効いてくるのか
- この論点で問われやすい3つの出題型と、その切り分け方
自分の仕事を、自分で評価していないか(P1-B-02-a)
よくある誤解
まず、それだけを単独で示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
- 過去に自分が設計した業務でも、手続どおりに実施すれば客観性は保たれる
- 監査対象の部門長と親しいと分かったら、ただちにその監査人を担当から外す
- 監査対象の関係者との私的な会話を一切禁止すれば、客観性は守られる
- 偏りがあるかどうかは、本人がそれを自覚しているかどうかで決まる
どれも、真面目で誠実な対応に見えますよね。ところが、1つ目は手続の丁寧さの問題ではありません。
基準は、過去に責任を有していた特定の活動を、その人自身が評価してはならないと定めているんです。2つ目は、程度を測る前に担当を動かしています。
3つ目は、接触を断っても、外から見た結び付きは消えません。4つ目は、判定を本人の自覚に預けている点が誤りです。
侵害は、本人が意図していなくても起こります。事実としても、外から見た形でも、存在することがあるんですね。
原因を名指しして、程度を測って、それから手を打つ。この順に進むかどうかで、判断が分かれるんです。
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