法令遵守は土台、その上に高い倫理
法令は下限、上に専門職の倫理が乗る
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、法令を守ることと、倫理的に行動することの関係を整理していきます。
内部監査とは、ひとことで言えば、組織の中の人が自分の組織のしくみを調べて評価する仕事のこと。法令を守れば十分なのか、それともその上に何かが乗るのか。
ここが見えると、迷いやすい記述もすっと切り分けられるんですよ。
法令遵守は倫理的行動の下限であって上限ではなく、内部監査人には、法律が求める水準を超える誠実性と客観性が求められます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、法令遵守は最低限の出発点。
その上に、法律を超える専門職としての倫理基準が乗るという、2層構造なんですね。
この記事で分かること
- 法令を守ることと、倫理的に行動することが、どういう関係に置かれているか
- 基準1.3「適法かつ倫理的な行動」が求める3つの内容と、違反を見つけたときの報告先
- 法令と倫理の関係が問われる出題の3つの型と、その切り分け方
法令遵守は土台、その上に高い倫理(P1-B-01-b)
よくある誤解
もっともらしく響くので、ひっかけに使われやすい言い分があります。
適法かつ倫理的な行動の説明として、それだけを単独で出されたら誤りになる文を、先に並べておきますね。
- 法令さえ守っていれば、倫理面で期待される事項も自動的に満たされる
- 倫理の判断は主観的なものだから、客観的に確認できる法令遵守だけに焦点を当てればよい
- 組織の利益を最大にするため、現地の慣習が倫理規程と矛盾する場合は慣習を優先する
どれも、実務の会話では耳にしそうな言い分ですよね。ところが、3つとも同じ一点を落としているんです。
法令遵守、つまり法律や規制を守ることですね。それは、内部監査人にとって最低限の出発点にすぎません。
その上に、法令が定める以上の高い倫理基準が乗ります。この2層構造が見えていない、という点なんですね。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔