独立性を侵す責任
引き受けた役割は、もう評価できない
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事のテーマは、内部監査が第1ライン・第2ラインの責任を引き受けたときに起きることです。
何が壊れてしまうのかを、私と一緒に確かめていきましょう。効率や連携という利点が、なぜ役割の境界を越えてよい理由にならないのか。
そこまで見ていきますね。
第1ライン・第2ラインの責任を内部監査が引き受けると、その領域を自分の部門で評価しても独立した評価にはならず、効率や連携という利点はその欠陥を埋め合わせません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、自分で運営した領域は、自分では評価できないということなんですね。
報告ラインの変更案が示されたら、速さや協調ではなく、独立性への影響という軸で見てください。どの軸で読むかを先に決めておくと、迷いませんよ。
この記事で分かること
- 第1ライン・第2ラインの責任を内部監査が引き受けると、何が壊れるのかが分かります。その理由を自己レビューの脅威という言葉で説明できるようになります
- 取締役会・最高経営者・内部監査部門の責任を、動詞で言い分けられるようになります
- 出題型は3類型に切って示します。こういう形で問われることが想定される、という整理として読んでみてください
内部監査が引き受けてはいけない、第1・第2ラインの責任(P1-A-08-b)
よくある誤解
まず、それだけを示されたら誤りになる記述から並べておきますね。
- リスク管理部門長を内部監査部門長の直属にすれば、報告ラインが一本化されて効率的になる
- 第2ラインを第3ラインの下に置けば、両者の連携が強化される
- 内部監査部門長に報告させれば、リスク管理部門の独立性が確保される
いずれも、利点そのものは本当らしく響きますよね。ところが、どれも構造の欠陥を見ていません。
表面の良さだけを語っているんです。
この続きは、アプリの「テキストで学ぶ」で。
この論点の解説・「この論点はこう問われる」(出題の類型)・「試験テクニック」(解答の手順)・「覚え方」は、CIA問題集アプリの有料プランでお読みいただけます。
同じ論点の演習問題へそのまま進めます。
無料10問を試す(登録不要) 5日間無料で全問試す全文が読める見本: 3ラインモデル、戻せるのは「いつの時点」か、それとも「どれだけ早く」か、外部評価の実施間隔